診療案内

顎関節外来

顎関節外来(あごがおかしい)

お口が開きにくい、開け閉めする時あごの関節が痛い、音がする、といった症状を顎関節症(がくかんせつしょう)といいます。
近年、そういった症状を持つ人が増えてきているのですが、はっきりとした治療方法が確立されていない病気なので、治療にあたる医療機関が少ないというのが現状です。
当院では原因の分析を行い、食事指導、悪習慣の改善指導はもちろん、噛み合わせ治療も必要に応じて行っております。中には偏頭痛、肩こりと関連している場合もあり、治療により症状が改善されることもあります。
あごの症状や偏頭痛、肩こりがひどいという方も、一度ご相談ください。

顎関節症の特徴的な症状とは

あまり聞き慣れない症状かもしれませんが、「顎関節症」とはいったいどんなものなのでしょうか。

  • 口を開けると「ガックン」という
  • あるところ以上口を開けることができない
  • 口を開けると痛みがある

以上のような自覚症状が特徴です。場合によっては痛みがあまりない場合もあります。症状については個人差がありますが、口が開かないなどと痛みがある場合は一度病院で受診をされることをお勧めします。

顎関節症の原因

顎関節症の原因については様々な原因が重なって症状になると考えます。原因としては、以下の点が考えられます。

  • 睡眠時に歯を食いしばっている
  • 無意識に歯ぎしりをしている
  • 顎をぶつけるなどして衝撃が加わった

特に睡眠時の食いしばりなどが大きい要素のひとつと考えられ、睡眠時の食いしばりの力については負担が大きいものと考えられ、力は通常の時の2倍、成人でしたら約100キロの力が歯にかかるとのことです。このため顎に負担がかかり、顎の関節部分の関節円板のズレに繋がるということが多くあります。
最近ではオフィス内の仕事でパソコンの画面に向かって長時間仕事をすることも多く、そのとき無意識の姿勢やストレス性の歯ぎしり(無意識)が原因で顎の関節に負担がかかることもあります。
成長期のお子様で吹奏楽部などに所属して口をよく使う場合も顎関節症に悩む方が多かったり、また、顔を頬杖をつくクセや、うつ伏せ寝で顎に負担がかかる寝方をするなど原因は様々で、いくつかのことが重なることもあります。
このように、顎関節症の原因については特定することが難しいのです。

対処療法が中心の顎関節症の治療

顎関節症の治療についてですが、初期的なものについては対処療法が主となります。治療方法については。

  • 睡眠時のマウスピース(食いしばりがあるケースにつき)
  • 非ステロイド剤消炎鎮痛剤投与(痛みがある場合)
  • 顎の運動療法

などです。
治療については医師の問診や検査の結果、初期的な症状で痛みが伴うケースの場合はまず痛みを取り除きます。筋肉の疲労性のものであれば、安静して様子を見て対応します。
それでも良くならない場合については、筋肉の疲労を取るマッサージ(温熱療法や超音波)などを行い、また夜間の食いしばりが原因で顎が疲れる場合などはマウスピースを合利用します。
痛みが改善しない場合は直接顎の関節部分に薬剤や潤滑剤を注入します。
顎の関節の回転板のズレなどが生じている場合は、正常な位置に戻す処置を行います。

顎関節症については、原因を特定することが難しく、多くの場合ストレス的なものが原因となるようです。そのストレスが軽減されることで改善したり、顎などの筋肉の疲労の場合は安静にすることで症状が治まることがよくあります。
日頃からストレスを溜めず、リラックスすることも大切なことかもしれませんね。