赤ちゃん歯科
赤ちゃんからはじめる口腔育成
口腔育成とは、お口の機能を正しく健康に育てることです。
お口の使い方、飲み込み方、味の感じ方、呼吸の仕方など、お口の機能作りは生まれた時から始まっています。赤ちゃんのときから身に着けたこれらの習慣は、お口だけでなく、全身の発達にも大きくかかわってきます。
当院の赤ちゃん歯科では、お口周りから全身の健康な発育をサポートします。
赤ちゃんのお口に
関わるお悩み
お気軽にご相談下さい
- いつから歯医者デビューしたらいいかわからない
- 赤ちゃんの正しいお口の成長について知りたい
- 歯が生える前からはお口のケアは必要?
- 赤ちゃんの歯の生え方はこれでいいの?
- どんな離乳食がいいの?
- 将来の歯並びや虫歯になりやすさが気になる
- どんなことが赤ちゃんのお口や身体の成長に影響するのかわからず心配
赤ちゃんからの
口腔育成の重要性
お口には、食べる・話す・呼吸するといった大きく3つの役割があります。これらは当たり前のように行っていますが、はじめから自然にできるようになるものではありません。赤ちゃんの時から、日々の小さな積み重ねによって学習し、獲得していきます。
正しい咀嚼などのお口の使い方やお口周りの筋肉や顎の発育だけでなく、頭部正しく支える体幹や姿勢、生活リズムなど良好な生活習慣が子どもの健やかなお口を育んでいきます。
歯が生える前にも、母乳・ミルクのあげ方、抱っこの仕方など将来のお口の機能や歯並び、姿勢などに影響を与えることが多くあります。
そのため当院では、0歳からの継続的な歯科受診を推奨しています。食事や正しい姿勢、口腔ケアの方法、保護者のお悩み等を考慮しながら、歯科の立場からお子様のお口の成長を健やかに導くためのアドバイスをいたしますので、お気軽にご相談下さい。
お口の機能を正しく
健康に育てるポイント
赤ちゃんのお口の機能を正しく健康に育てるポイントを一部ご紹介します。
赤ちゃんのお口の機能を正しく健康に育てるためには、赤ちゃんが自ら学んで成長できる環境を整え、見守ることが大切です。離乳食の内容や椅子・食器・エプロン選びなどここで紹介した他にも様々なポイントがありますので、当院までお気軽にご相談下さい。
授乳の仕方
背中が丸く(Cカーブ)なるように抱っこして、赤ちゃんが深く乳首をくわえるようにして授乳します。正しい授乳は、舌の正しい使い方や顎の成長を促すことができます。
母乳が出る原理を応用した哺乳瓶も販売されています。これを使うことで、母乳を飲むときと同じようにしっかりとお口を使うことができます。
抱き方
抱っこしたとき、赤ちゃんの頭が重みで後ろにのけぞってしまうと、お口が開きやすい姿勢になってしまいます。その結果、口呼吸の習慣がついてしまう可能性があります。
体をまあるく包み、頭の重みで後ろにのけぞらないように抱っこしてあげましょう。
捕食練習・歯固め
おもちゃを舐めたり噛んだりすることに興味が出てきたら、繊維の多い茹で野菜の芯を捕食練習をしましょう。野菜の芯はおもちゃと違い、味やにおいがありますので、味覚や嗅覚も刺激されます。
食べることが目的ではなく、食べ物を口に入れて舐めたりしゃぶったり、味やにおいを感じることで脳に刺激を与えます。
野菜の芯は、赤ちゃんが手に持てて飲み込めない少し大きいサイズに切り、さっと茹でましょう。おもちゃの時と同様に赤ちゃんが食べないように注意して、必ずそばで見守ってあげてください。
離乳食
離乳食を食べてくれない、噛まないというお悩みはありませんか?もしかしたら、まだお口や体が成長していないのかもしれません。離乳食の開始時期は、月齢は目安として、赤ちゃんの発達に合わせて始めることが大切です。
以下を目安に赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で離乳食を始めましょう。
- 首が座っている
- 支えが無くても5秒以上座ることができる
- 口にスプーンを入れても舌で押しださない
- 人が食べていることに興味を示して自分から手を出す
離乳食は、唇を閉じてゴックンと飲み込むことを学ぶ(下の前歯付近の歯茎が固くなってくる)時期である5~6か月頃はなめらかにすりつぶした状態、食べ物を舌と上あごで押しつぶすことを学ぶ時期である7~8か月頃は舌でつぶせる固さ、噛む機能が発達してくる9~11か月頃は歯ぐきでつぶせる固さといったように、段階を踏みながら赤ちゃんのお口の成長に合ったものを選んであげましょう。
個人差がありますので月齢は目安にして、焦らずにゆっくり食べる楽しさを伝えてあげましょう。
食べる姿勢
しっかりと噛んで安全に飲み込むといったように、お口が正しく機能するためには、頭を頂点として頭の位置が安定した状態で食事をすることが大切です。
まだ、安定して座ることができないうちは、授乳よりもすこし起こすくらいの角度で大人が抱っこするか、バウンサーなどに座らせてあげましょう。
椅子に座って食事をするタイミングの見極めも大切です。目安として、ローチェアーに赤ちゃんが自分で腰かけたり降りたりできるということです。これができるまでは、体幹が未発達で頭が支えられない状態です。
座位を安定させる環境設定が噛める姿勢作りに繋がります。親に合わせるのではなく、赤ちゃんの成長に合わせて椅子の高さや食べる環境を整えてあげましょう。
当院の赤ちゃん歯科
赤ちゃんは生後6カ月くらいから下の前歯が生えてくるので、この時期を目安に歯科受診をおすすめしています。
食事や正しい姿勢、口腔ケアの方法、保護者のお悩み等を考慮しながら、歯科の立場からお子様のお口の成長を健やかに導くためのアドバイスをいたします。
ご兄弟や保護者の方が治療中は、スタッフがお子様をお預かりすることが可能です。子どもが好きなスタッフや、子育て経験のあるスタッフがたくさんいますので、治療中は安心してお預けください。
また、お子様と一緒に診療室に入っていただくこが可能です。個室の診療室もございます(予約状況によって個室の診療室が使用中の場合もございます。ご了承ください。)。お子様と気軽に通っていただける環境を整えております。
マイナス1歳からの虫歯予防
子どもの虫歯予防は、生まれる前から始めることでより効果的になります。お母さんが虫歯だと、生まれてきたお子様の虫歯リスクも高めてしまいます。また、妊娠中の歯周病は早産・流産・低体重児出産のリスクもあります。
お母さんと赤ちゃんの健康を守るために、妊娠中もお口のケアをして、母子ともに健康な状態で安⼼して出産を迎えましょう。