日常生活の中で、テレビを見ながら、スマホを操作しながら、仕事や勉強をしながら食事をする「ながら食べ」をする方もいらっしゃるかと思います。しかし、ながら食べには多くのデメリットがあり、健康や歯の状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、ながら食べのデメリットと、ながら食べをしないためのポイントをご紹介します。
ながら食べのデメリット
①噛む回数が減る
ながら食べをしていると、食べ物をしっかり噛む回数が減りがちです。これにより、消化が不十分になり、胃腸への負担が増加します。結果として、栄養の吸収効率が低下し、健康に必要な栄養素を十分に摂取できなくなることがあります。
②過食の原因になる
テレビやスマートフォンを見ながら食べると、満腹感を感じにくくなります。その結果、必要以上に食べ過ぎてしまい、肥満や生活習慣病のリスクが増加します。
③食べ物の味わいが損なわれる
ながら食べでは、食べ物の味わいを十分に感じることができません。食事は五感を使って楽しむべき時間ですが、ながら食べをするとその楽しみが半減します。食べ物の美味しさを感じることで、心も満たされる効果があります。
④姿勢が悪くなる
スマホを見たり、本を読みながら食事をすると、姿勢が悪くなりがちです。悪い姿勢は、しっかり噛めない、消化器官に負担がかかるなどの影響があります。
ながら食べをしないために
- 食事をする時間をしっかりと確保しましょう。忙しい日常生活の中でも、食事の時間を優先することが大切です。
- 食事中はテレビやスマホ、パソコンなどのデバイスを遠ざけ、食事に集中できる環境を作りましょう。
- 一口一口をゆっくりと味わい、よく噛んで食べる習慣を身につけましょう。これにより、満腹感を適切に感じることができ、食べ過ぎを防ぐことができます。
- 家族や友人と一緒に食事を楽しむことで、食事に集中しやすくなります。会話を楽しみながら食事をすることで、食事の満足感も向上します。
まとめ
今回は、ながら食べのデメリットと、ながら食べをしないためのポイントをご紹介しました。
ながら食べをやめ、食事に集中することで得られるメリットは多岐にわたります。お口の健康だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えるため、ぜひ実践してみてください。
当院では、患者様一人ひとりの健康をサポートするために、食事習慣の見直しや口腔ケアのアドバイスも行っています。お口の健康に関するご相談があれば、いつでもお気軽にお尋ねください。