最近食べ物が挟まりやすくなった、歯がしみるなど気になっていませんか?それは歯茎が下がっているかもしれません。
今回は歯茎が下がる原因とリスクをご紹介します。
歯茎が下がる原因
歯茎が下がる原因は加齢だけではありません。歯周病、歯を磨く力が強すぎる、食いしばっているなど様々です。歯医者に長い間行っていない、歯ブラシの毛先がすぐに開く、頬の内側や舌の側面に白っぽい線があるなど思い当たる方は予備軍かもしれません。これらの行動を見直してみましょう。
歯茎は下がるのは何歳ごろから?
歯茎の退縮は既に20歳代から始まっています。40歳代になると8割以上、50歳代からはほぼすべての人が歯茎が下がっているという結果も。
食べ物が挟まりやすくなった、歯がしみるなど気がついた方は早めに正しいケアをすることが必要です。
歯茎が下がることのリスク
歯茎が下がると、歯茎の下にあった歯の根元が露出し、無防備な状態になります。この部分は酸に弱く、露出することで虫歯リスクが上がってしまいます。
⻭の根元部分にできる⾍⻭は根面う蝕と呼ばれている、⼤⼈ならではの⾍⻭です。
気づきにくく進行が速いので、早期発見早期治療が大切です。
歯茎が下がるのを予防するには
定期的なお口の健診とクリーニングを受けましょう
ホームケアだけでは落としきれないお⼝の汚れは、⻭科医師や⻭科衛⽣⼠によるプロフェッショナルケアを受けてきれいに落としてもらいましょう。またケアと併せて定期健診でお⼝の健康を維持しましょう。
正しい⻭磨き⽅法を⾝につける
ゴシゴシ強く磨きすぎると⻭茎を傷つけて、⻭茎が退縮する原因になります。一生懸命磨いても、間違ったブラッシングは、汚れを落とせていません。
⻭並びや⻭の磨き⽅には個⼈差がありますので、定期健診やプロフェッショナルケアの時にしっかり⻭磨き指導を受け、ご⾃⾝に合った正しい⻭磨き⽅法を⾝につけましょう。フッ素配合の歯磨き剤やマウスウォッシュ、フロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。
マウスピース(ナイトガード)で歯ぎしり・食いしばりを予防
夜寝ている時に、歯ぎしりをしたり食いしばるのを予防するために、歯を保護するマウスピースをつけることでお口へのダメージを軽減できます。かかりつけの歯科医院でご相談下さい。
既に歯茎の下がりが気になる場合もこれらのケアとともに、根元のケアをしっかりしておきましょう。
まずは歯科医院で歯茎が下がっている原因を診てもらい、お口を健康な状態にすることが大切です。
お口を正しくケアして健康的な口元を維持してくださいね。