「私の歯並びが悪いから、子どもにも遺伝してしまったのかも…」と気にしている保護者の方は少なくありません。確かに歯並びに遺伝が関係することはありますが、実は遺伝だけで決まるわけではありません。
今回は、歯並びと遺伝の関係を正しく理解したうえで、環境要因からできる予防のポイントについてご紹介します。
歯並びに「遺伝」は関係するの?
結論から言うと、遺伝は歯並びに影響します。ただし、「歯並びそのもの」が直接遺伝するというよりも、顎や歯の大きさや形など歯並びに関わる要素が遺伝します。そのため、歯並びは遺伝だけで決まるわけではありません。
歯並びは、遺伝要因よりも環境要因の方が歯並びへの影響が大きいとも言われています。同じ親から生まれたきょうだいでも歯並びが全然違う、というケースがよくあるのはそのためです。
子どもの頃の習慣や生活環境が、顎の発育や歯並びに大きな影響を与えます。
歯並びに影響する環境要因
① 口呼吸
鼻ではなく口で呼吸する習慣があると、舌が正しい位置に収まらず、顎の発育に必要な力がかかりにくくなります。また、口が常に開いた状態では頬の筋肉が歯を内側に押す力が強まり、歯並びが乱れやすくなります。
② 舌の位置・舌の使い方
正しい舌の位置は、舌先が上あごの前歯の少し後ろ(スポットと呼ばれる場所)に触れ、舌全体が上あごに沿っている状態です。舌が常に下あごに落ちていたり、飲み込むときに舌を前歯に押しつける癖(舌突出癖)があると、前歯が押し出されて出っ歯や開咬(前歯が噛み合わない状態)につながることがあります。
③ 指しゃぶり・唇を噛む癖
幼児期の指しゃぶりは発育の過程で自然なことですが、4〜5歳以降も続くと前歯に持続的な力がかかり、歯並びに影響することがあります。唇を噛む癖も同様です。
④ 食習慣・よく噛まない
やわらかいものばかり食べる食習慣が続くと、顎が十分に発達しないまま成長してしまうことがあります。顎の骨は噛む刺激によって発育するため、しっかり噛む習慣は歯並びの土台づくりにも大切です。
「遺伝だから仕方ない」ではなく、早めのアプローチが大切
遺伝的な要素があったとしても、成長期のうちに適切な対処をすることで、歯並びへの影響を小さくすることができます。特に子どもの顎はまだ成長途中にあるため、早い時期からアプローチするほど、より自然な形で歯並びを整えやすくなります。
たとえば口呼吸や舌の位置のクセは、トレーニングや生活習慣の見直しで改善できることがあります。また、小児矯正では顎の成長を利用して、歯が正しく並ぶためのスペースをつくる治療も行います。
「うちの子、歯並びが気になるけど様子を見ていていいのかな?」という場合は、一度歯科医院に相談してみるのがおすすめです。問題がなければそれで安心できますし、もし対処が必要なら早いほど選択肢が広がります。
小川歯科医院での小児矯正・予防矯正について
瓢箪山の歯医者、小川歯科医院では、お子さまの顎の発育や歯並びの状態に合わせた小児矯正・予防矯正に対応しています。マウスピース型の矯正装置「マイオブレース」を用いた治療では、口呼吸や舌の位置など歯並びを悪くする根本的な原因から改善を目指します。
「親の歯並びが悪いから心配」「最近子どもの歯並びが気になってきた」という方は、まずはお気軽にご相談ください。定期検診の際にお声がけいただくだけでも大丈夫です。
まとめ
今回は、歯並びと遺伝の関係を正しく理解したうえで、環境要因からできる予防のポイントについてご紹介しました。
歯並びに遺伝が関係するのは事実ですが、それがすべてではありません。口呼吸・舌の位置・食習慣・癖など、環境要因も大きく影響しています。遺伝だからと諦めずに、気になることがあれば早めに歯科医院へ相談することが、お子さんの歯並びを守る第一歩になります。
まずはお気軽にご相談下さい。
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