初めての歯科医院に行くと、お口のレントゲンを撮ることがあります。お口のレントゲンからどんなことがわかるのか、安全性は大丈夫なのかなど気にされる方もいらっしゃると思います。
今回はお口のレントゲンについて紹介いたします。
歯科医院の主なレントゲンの種類とその用途
● パノラマレントゲン
パノラマレントゲンは細かい部分を観察することには向いていませんので、さらに詳細を見たい部分は次のデンタルを使用します。

お口のレントゲンでは銀歯などの金属は放射線を通さないので白く写ります。また、虫歯になっている部分は黒く写ります。歯科医師はこのような特徴や経験と知識から、パノラマやデンタルから以下のようなことを観察します。
・被せもので隠れている部分や、歯と歯の間などの虫歯の状態
・歯の根元部分が割れたりヒビが入ったりしていないかなど歯根の状態
・歯周病の進行状況など、骨の状態
・歯の生え変わりや親知らずの状態
・歯の根元などの膿や炎症がないか など


矯正治療を行うにあたり、欠かせないものです。

安全性について
歯科医院でレントゲンを撮影するとき、放射線の安全性が気になる方もいらっしゃるかと思います。
歯科レントゲンでの放射線被ばくは、1人当たりの自然放射線日本人平均よりも低く、人体への影響は極めて少ないです。
人体に影響なく安全ではありますが、妊娠されている方など特に心配な場合は、お気軽にスタッフまでお声がけください。
お口のレントゲンの必要性
お口のレントゲンは、初診時は虫歯などお口の痛みや違和感があり来院する方も多く、お口全体を確認するために必要ということを理解していただけますが、治療完了後、お口が健康な場合に「なぜまた口のレントゲンを撮らなくてはいけないの?」という疑問に思う方もいらっしゃいます。
定期健診でお口の状態を確認していますが、歯の根元や歯を支える骨の状態の変化や、被せ物の下に隠れた虫歯など表面からは見えない不具合が見つかることもあります。お子さんの場合は、歯の生え変わる時期には、これから生えてくる永久歯に異常がないかチェックすることができます。
お口の変化を記録することで、隠れたトラブルを確認し、早期に対応することができます。当院では、お口のトラブルがない場合でも、以上の様な理由から定期健診などの際に、年に1回程度お口のレントゲンを撮影させていただく場合があります。
当院のお口のレントゲン撮影について
最先端のデジタルテクノロジーを駆使し、より少ないX線照射線量で高品質画像が得られる、3D画像のためのパノラマX線装置です。さらに洗練された多彩な画像処理により多角的な観察ができますので、的確な診断を行うことができます。










