「10代で虫歯も無いのに歯医者に行く必要なんてある?」と思っている人、結構多いのではないでしょうか。
10代だからこそ、歯の健康を守るために定期的な検診がすごく大事なんです。今回は、その理由をご紹介します。
目次
10代で歯科検診を受けている人は少ない
日本歯科医師会の調査によると、10代で歯科検診を受けている人はわずか35.7%。多くの人が、歯を失うことなんてまだ遠い未来の話だと思っていますよね。しかし、実際には当院のホームページでは「高校生 歯茎が下がる」という検索が多く見られます。
歯茎が下がるってどういうこと?
歯茎が下がる原因は、歯周病や間違った歯磨き、食いしばりなどがあります。また、思春期はホルモンバランスの変化によって、歯茎が炎症を起こしやすくなる時期でもあります。一度下がった歯茎は、残念ながら歯肉移植などをしない限り元に戻りません。
歯茎が下がると、老けた印象を与えたり、虫歯リスクが上がったり、しみるなどのトラブルが起こりやすくなります。
歯科検診で何をしてもらえるの?
歯科検診では、虫歯や歯茎だけでなく、歯並びや噛み合わせもチェックしてもらえます。定期検診を受けることで、トラブルを早めに発見しやすくなり、正しい歯磨き方法も教えてもらえます。それだけで将来の虫歯や歯茎トラブルを大幅に減らすことができます。
定期検診のメリット
早めにトラブルを発見できる
虫歯や歯茎の問題は、初期の段階で発見すればほとんどの場合、簡単に治療できます。放っておくと症状が進み、どんどん治療が大変になるので、歯科検診で早めに見つけてもらえば、面倒な治療を避けることができます。
歯を守る習慣が身につく
若い時期から歯科検診を習慣にすることで歯医者さんとの信頼関係もでき、何かあったときにすぐに相談できる環境が整います。お口の健康に対する意識も高まります。
まとめ
今回は、どうして10代のうちから歯科検診を受けるべきなのか、その理由をご紹介しました。
歯は一生使う大事なものです。虫歯になってから治療するより、定期的に検診を受けて問題を早めに防ぐ方がずっと簡単で安心です。毎日の歯磨きとフロスに加えて、歯科検診でしっかりと自分の歯を守りましょう。当院ではわかりやすく丁寧にケアのアドバイスをしますので、気軽に相談に来てくださいね。
また、10代よりも早い時期から継続的な歯科受診を推奨しています。食事や正しい姿勢、口腔ケアの方法、歯科の立場からお子様のお口の成長を健やかに導くためのアドバイスをいたしますので、お気軽にご相談下さい。
参考
公益社団法人 日本歯科医師会 15歳~79歳の男女10,000人に聞く「歯科医療に関する一般生活者意識調査」
https://cdn.kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101463/202211079327/_prw_OR1fl_2V7gs39c.pdf