あなたの好きな食感は?

「サクサク」「シャキシャキ」など、あなたはどんな食感が好きですか?好きな食感はお口の発育や健康に関わる要素が含まれていることをご存知でしょうか?

今回は、好きな食感とお口の発育や健康の関りや、よく噛むことの効果とポイントについてご紹介します。

 

好きな食感とお口の発育や健康の関わり

柔らかい食べ物

日本歯科医師会の調査によると、好きな食感に関する調査で30代以降は「さくさく」がトップですが、10代、20代は「もちもち」がトップという結果が出ています。

また、食事の傾向として、10代・20代の方が、30代以降よりも「硬い食べ物より柔らかい食べ物が好き」「食事で噛んでいると顎が疲れる」「硬い食べ物がかみ切れないことがある」といった回答も多く見られました。

硬い食べ物が苦手な人は、咀嚼の機会が減少し、噛むことの様々なメリットが得られない可能性があります。

 

よく噛むことの効果

よく噛んで食べる

唾液の分泌を促しお口の中を清潔に保つ、虫歯や歯周病などお口のトラブルを予防する、食べ物を細くして消化器官の負担を減らす、肥満を防止する、脳の働きを活発にする、味覚が発達するなど、お口だけにとどまらず全身にも様々な良い影響があります。

特にお子様の場合は、顎の発育や歯並び・噛み合わせをはじめ、全身の発育に影響を与えることがあります。

 

よく噛むためのポイント

バランスの取れた食事

バランスの取れた食事

バランスの取れた食事を心がけましょう。サラダにナッツをトッピングするなど、柔らかいものや噛み応えのあるものを組み合わせて、様々な食感を楽しみながら食事をしましょう。

 

よく噛む習慣をつける

食事の時間に余裕を持ち、1口30回を目安に噛むことを心がけましょう。

 

健康なお口を保つ

歯科検診

よく噛むためには、お口が健康であることが大切です。歯がぐらぐらしていたり、痛みや違和感があると食事を楽しめません。また、将来のお口の健康を守るためにも、定期的な歯科健診を受けることで、お口の健康状態を把握し、適切なケアを行うことができます。

 

当院では患者様ごとのお口の状態やライフスタイルに合ったケア方法や、生活習慣指導も実施しております。歯科医師や衛生士のアドバイスを受けながら、健康な食生活の改善に取り組みましょう。

 

まとめ

今回は、好きな食感とお口の発育や健康の関り、よく噛むことの効果とポイントについてご紹介しました。

歯科検診やケアに加え、正しい食事習慣を身につけることは、お口の健康を維持するために欠かせません。お口の発育や健康に配慮しながら、自分に合った食材や食感を選び、美味しく健康的な食生活を送りましょう。

 

参考

公益社団法人日本歯科医師会 15歳〜79歳の男女10,000人に聞く「歯科医療に関する一般生活者意識調査」

https://www.jda.or.jp/jda/release/cimg/DentalMedicalAwarenessSurvey_R4_11.pdf

瓢箪山の歯医者・医療法人小川歯科医院院長・歯科医師 小川清二

記事監修医

瓢箪山の歯医者
医療法人小川歯科医院
院長・歯科医師 小川清二

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