新生活はお口の変化にご用心

新年度がはじまり、1ヶ月が経ちました。新しい生活に慣れるころ、新しい環境に順応しようとするストレスや不安、期待と現実のギャップなどにより心身ともに疲れが溜まってくることがあります。これらの心身の変化は、お口の健康にも影響を与えます。

今回は、心身の変化とお口の健康の関係についてご紹介します。

 

心身の変化がお口に及ぼす影響

仕事疲れ

心身のストレスが蓄積すると、お口の健康にもさまざまな影響が現れます。具体的には、以下のような症状が見られることがあります。

 

唾液の減少

ストレスを感じると、交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されることがあります。唾液の減少は口内乾燥を引き起こし、口臭や細菌の増殖を招く可能性があります。

 

歯ぎしり・食いしばり

ストレスや不安を感じると、睡眠時や無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりを行うことがあります。これにより、歯や歯周組織に負担がかかり、歯の摩耗や歯周病などのリスクが高まります。

 

虫歯や歯周病の悪化

ストレスは免疫機能を低下させ、口腔内のバランスを崩すことがあります。その結果、虫歯や歯周病の進行が促進される可能性があります。

 

トラブルを和らげるお口のケア

お口のトラブルを予防するためには、以下のようなケアが重要です。

 

ストレス管理

規則正しい生活

ストレスを軽減するためには、リラックスする時間や、ストレス解消法を取り入れることが大切です。ウォーキングなどの適度な運動や読書など、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。

 

健康的な生活習慣

食生活を整える

バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけることも、お口の健康を維持するために重要です。また、規則正しい生活リズムを作ることでストレスを軽減することもできます。

 

正しい口腔ケア

歯科定期健診

歯磨きやフロスなどの正しい口腔ケアを徹底することで、口腔内の清潔を保ちましょう。また、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることも大切です。就職や進学で新しい土地で生活を始めた方は、かかりつけの歯科医院を見つけておきましょう。

 

まとめ

今回は、心身の変化とお口の健康の関係についてご紹介しました。

新しい生活に慣れる過程で、心身のストレスがお口の健康に影響を与えることがあります。お口のトラブルに気づいた際には、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。

当院では、予防中心型の治療に取り組んでおり、定期的な歯科検診の他に、唾液検査もおすすめしております。唾液検査で⾍⻭や⻭周病になりやすいかどうかなど、お⼝の健康状態を知ることができ、より効果的なケア方法についてもご提案が可能です。患者様⾃⾝も、お⼝の健康状態を視覚的に確認することによって、予防への意識を⾼めることに繋がります。ご興味のある⽅は当院スタッフまでお気軽におたずねください。

瓢箪山の歯医者・医療法人小川歯科医院院長・歯科医師 小川清二

記事監修医

瓢箪山の歯医者
医療法人小川歯科医院
院長・歯科医師 小川清二

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