お子さんのすきっぱを心配される親御さんは多いですが、乳歯の段階でのすきっぱは永久歯のきれいな歯並びのために必要なことです。しかし、注意が必要なケースもあります。
今回は子どものすきっぱについて、いつまで様子を見ていいのか、どんな場合に注意が必要かをご紹介します。
目次
乳歯のすきっぱは、永久歯が正しく生えるための準備期間
永久歯は乳歯よりも大きいため、乳歯が隙間なくピッタリ並んでいると、永久歯が生えてくるスペースが足りなくなり、歯並びが乱れる原因になります。そのため、乳歯がすきっぱであることは、むしろ将来の歯並びにとって良いサインです。永久歯が生えそろうと自然に閉じることが多いため、焦らず見守りましょう。
注意が必要なケース
ほとんどの場合、すきっぱは成長とともに改善しますが、以下の様な場合は、かかりつけの歯科医院で相談することをおすすめします。
永久歯と顎のバランスが悪い
歯が小さい、本数が少ない、永久歯と顎のバランスが悪い等の場合、すきっぱになることがあります。その場合は、矯正治療が必要になることもあります。
指しゃぶりや舌の癖がある
長期間の指しゃぶりや、舌で前歯を押す癖があると、前歯が押し出されてすきっぱになりやすくなります。特に、5歳を過ぎても指しゃぶりが続いている場合は、早めの対策が必要です。
口呼吸
口が開いていることが多いと、お口のバランスが崩れ、すきっぱになることがあります。
上唇小帯(じょうしんしょうたい)の異常
上唇と前歯の間にあるヒダ(上唇小帯)が太く長いと、歯の間に入り込み、すきっぱの原因になることがあります。
お子様のお口の発育はプロと一緒に見守ることが大切
お口の使い方、飲み込み方、味の感じ方、呼吸の仕方など、お口の機能作りは生まれた時から始まっています。早くからかかりつけの歯科医院を持ち、保護者の方と一緒にお子様のお口の発育を見守ることで、お子様のすきっぱが心配ないものかどうかも含め、早期にトラブルに対応することができます。
当院では、下の歯が生えてくる生後6ヶ月頃からの歯科受診をお勧めしております。食事や正しい姿勢、口腔ケアの方法、保護者のお悩み等を考慮しながら、歯科の立場からお子様のお口の成長を健やかに導くためのアドバイスをいたします。お気軽にご相談下さい。
まとめ
今回は子どものすきっぱについて、いつまで様子を見ていいのか、どんな場合に注意が必要かをご紹介しました。
子どもの歯並びは成長とともに変化します。すきっぱを過度に心配せず、定期的に歯科検診を受けながら、自然な成長を見守りましょう。