「歯がしみる」「何となく噛むと痛い」と感じたことはありませんか？その原因の一つとして考えられるのが「歯の亀裂」です。歯の亀裂は、放置すると症状が悪化し、お口のトラブルを引き起こす原因となることがあります。今回は、歯の亀裂の原因や、そのリスクと予防方法についてご紹介します。

歯の亀裂の原因

歯に亀裂が入る原因は、歯ぎしりや食いしばり、不正咬合、転倒や事故などによる口元への外傷、硬いものを噛む、虫歯で歯がもろくなるなどさまざまです。

歯をよく観察しないとわからないことが多いので、自分では気づかないこともあります。

歯の亀裂が引き起こすトラブル

歯に亀裂が入ると、次のような問題が起きる可能性があります。

冷たいものや甘いものがしみる

亀裂を通じて歯の内部に刺激が届きやすくなり、しみる症状が現れます。

噛むと痛みが出る

噛む力が亀裂部分に集中するため、痛みを感じることがあります。

歯が割れるリスクが高まる

放置すると亀裂が進行し、歯が割れることがあります。その場合、抜歯が必要になることもあります。

歯の亀裂を予防するために

歯ぎしり・食いしばりの予防

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、気が付いたら歯と歯を離す意識をしたり、寝ている間はナイトガード（マウスピース）を装着するなどの対策をしましょう。

硬い物の噛みすぎに注意

氷や固いお菓子、骨付きの肉などは、歯に大きな負担をかけるため、無理に噛まないようにしましょう。

定期的な歯科検診

定期的な歯科検診を受けることで、亀裂が早期に発見されることがあります。また、歯の状態を適切に管理することが亀裂の予防につながります。

まとめ

今回は、歯の亀裂の原因や、そのリスクと予防についてご紹介しました。

歯にヒビが入ってしまうと、日常生活に支障が出てしまうことがあります。少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。