⾷いしばりや⻭ぎしりについて

何かに集中しているとき、気づいたら⻭を⾷いしばっている、寝ている間に⻭ぎしりをしていたと家族から指摘される、そんな経験はありませんか︖無意識に⾏っているので、なかなか⾃⾝で治すのは難しいですね。
今回はそんな「⻭ぎしり」「噛みしめぐせ」がなぜいけないのか、お⼝にどんな影響があるのかについてのお話します。

⻭ぎしりや噛みしめは、他の症状の原因に
⻭ぎしりや噛みしめぐせは、ガムを噛むときの数倍から10倍程度の⼒が加わると⾔われています。これにより、次のようなことが起こりやすくなります。
・⻭がすれたり⽋けたりすることで、そこから⾍⻭になりやすい。
・余計な⼒が加わることで、⻭茎や⾻をいためる。
・頭痛や肩こりの原因となる。 …など
さらにこれらの症状が顎関節症や知覚過敏につながることもあります。

歯が欠けた

気になったら専⾨医に相談を
⻭ぎしりや噛みしめぐせは、主にストレス等が原因と⾔われています。また、⻭ぎしりと睡眠時無呼吸症候群が関連している可能性があることも指摘されています。
次のような症状が気になったら、専⾨医に相談をしてみましょう。
・⼝が⼤きく開けにくい
・朝起きたときに顎がだるい
・⾆の側⾯や頬の内側に⽩い線がある
・上下の⻭の噛み合わせが平らになっている…など

顎の痛み

噛みしめぐせは「しない意識」も⼤事
噛みしめぐせは、無意識に⾏っている場合が多いです。常に噛みしめないことを意識するために、台所や鏡など、⽬につくところに「⻭を離して︕」「⼝を開けて︕」等のメモを貼って意識的に⼒を抜くようにすることも⼤切ですよ。
また、寝ている間の⻭ぎしりや⾷いしばりは、寝ている間に装着するマウスピースで⻭や顎への負担を軽減することができます。かかりつけの⻭科医院で相談すると、ご⾃⾝のお⼝に合ったマウスピースを作成してもらえますので、相談してみてください。

参考

・オムロンヘルスケア  https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/57.html
・APAGARD https://www.apagard.com/sp/column/care/care/11.html

瓢箪山の歯医者・医療法人小川歯科医院院長・歯科医師 小川清二

記事監修医

瓢箪山の歯医者
医療法人小川歯科医院
院長・歯科医師 小川清二

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