歯の型取りについて

歯の型取り(印象)

歯の詰め物や被せ物を作る時に、歯の型取り(印象)が必要になります。印象材という粘土のようなものを専用のトレイにのせて歯の型取りをしていきます。オエッとなってしまった経験や、嘔吐反射が出やすい方は苦手と感じる方も多いかと思います。

今回は、歯の型取りが少しでも楽になるコツや、口腔内スキャナーを使う型取りについてご紹介いたします。

 

歯の型取りをするときに苦しくならないコツ

鼻呼吸を意識しましょう

口呼吸をしてしまうと、オエッとなりやすくなってしまいます。鼻でゆっくり呼吸をしましょう。

 

リラックスしましょう

体の力を抜いてリラックスしましょう。(個人的には目を閉じて鼻呼吸に集中していると楽でした。楽しいことや治療とは別のことを考えるのもいいかもしれません。)

 

顎を引いて少し前かがみ気味に

喉に印象材が流れ込みにくいように、上を向かないように顎を引きましょう。

 

型取りの前に、型取りが苦手なことを伝えておいても良いでしょう。

当院では苦しくならないために、お声がけをする、チェアの背もたれを起こす、印象材の量を最小限にするなどの取り組みを行っています。心配な方はお気軽にお声がけください。

 

口腔内スキャナーによる歯の型取り

口腔内スキャナーによる歯の型取り

口腔内スキャナーをご存知ですか?口腔内スキャナーは、お口の情報を短時間でデジタルデータ化することができる装置です。口腔内スキャナーは現在保険適用外の治療ではありますが、この機械を使用することで患者様に負担が少なく短時間でより正確に、マウスピース矯正やセラミックの詰め物、被せ物などの型取りができるようになります。

 

口腔内スキャナーのメリット

  • 嘔吐反射など患者様への負担を軽減する
  • 従来の型取りに比べてより正確な型取りができる
  • 短時間で歯の型取りができる

 

口腔内スキャナーのデメリット

  • 保険適用外である
  • 口腔内スキャナーが適用できない場合がある

 

当院の取り組みとまとめ

印象材による歯の型取り

今回は、歯の型取りが少しでも楽になるコツや、口腔内スキャナーを使う型取りについてご紹介しました。歯科業界でも様々な技術が登場し、患者様の選択肢も広がっています。

当院でも患者様に安心で快適な治療をご提供するために、できるだけ早く新しい設備や技術を取り入れております。また、歯の型取りだけに関わらず、患者様に負担が少なく、短時間で正確に安全な治療が行えるよう、スタッフ一同日々研鑽を積んでおります。お口のお悩みや不安がございましたら、お気軽にお声がけください。

 

瓢箪山の歯医者・医療法人小川歯科医院院長・歯科医師 小川清二

記事監修医

瓢箪山の歯医者
医療法人小川歯科医院
院長・歯科医師 小川清二

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