毎日欠かさず歯を磨いている。時間をかけて丁寧に磨いている。それなのに、歯茎が下がってきた、歯がしみるようになった、という経験はありませんか?
その原因のひとつとして考えられるのが「オーバーブラッシング」です。力を入れすぎた歯磨きや、硬い歯ブラシで毎日ゴシゴシと磨き続けることで、歯や歯茎に負担がかかり、じわじわとダメージが蓄積されていきます。
今回はオーバーブラッシングが招くお口のトラブルと歯磨きのポイントについてご紹介します。
セルフチェック:あてはまるものはありますか?
こんな習慣があれば、オーバーブラッシングになっている可能性があります。1〜2個でも当てはまるようなら、磨き方を見直すタイミングかもしれません。
- 歯ブラシの毛先が1か月も経たないうちに広がってしまう
- 歯磨きのときにゴシゴシと横に大きく動かしている
- 硬めの歯ブラシを好んで使っている
- 歯磨きに力を入れないと磨いた気がしない
- 歯茎が下がってきた、または歯がしみることがある
オーバーブラッシングが招くトラブル
力を入れすぎた歯磨きを続けると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
オーバーブラッシングにより、歯茎が少しずつ削られて下がると、歯の根元(象牙質)が露出します。象牙質はエナメル質よりやわらかく、冷たいものや甘いものがしみる「知覚過敏」の原因になります。また、歯茎が下がると歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間ができたりと、見た目にも変化が現れることがあります。
さらに、歯の表面のエナメル質が少しずつ削れて薄くなると、虫歯リスクが上がることもあります。
「ちゃんと磨いているのに虫歯になった」という場合、磨き方に問題があるケースも少なくありません。
正しい磨き方のポイント
歯磨きで大切なのは「力」ではなく「当て方」と「動かし方」です。
歯ブラシは鉛筆を持つくらいの軽い力で持ち、毛先が歯と歯茎の境目に当たるように角度を意識します。動かし方は小刻みに(1〜2mm程度)がポイントで、ゴシゴシと大きく動かす必要はありません。
歯ブラシは「やわらかめ」か「ふつう」を選ぶのが基本です。硬めのブラシは磨いた感覚が強く感じられますが、歯茎へのダメージも大きくなります。
まとめ
今回はオーバーブラッシングが招くお口のトラブルと歯磨きのポイントについてご紹介しました。
歯磨きは毎日のことだからこそ、正しいやり方を身につけることがとても大切です。「最近歯茎が下がってきた気がする」「歯がしみるようになった」という方は、磨き方を一度見直してみてください。
当院では歯磨き指導も行っています。自分の磨き方が正しいか不安な方は、定期検診のついでにお気軽にご相談ください。
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